kasaneightの日記

暇な大学生です。放浪が好きなのでふらっと寄った所でも紹介できればいいかなと思います。

正倉院展に行ってきた

お久しぶりです。

4回目のブログ更新は先日行ってきた正倉院展の感想でも書こうかと思います。

正倉院展とは

 正倉院展とは毎年秋に奈良国立博物館によって開催される,正倉院宝物の一部を公開する展覧会です。まず正倉院って何と思われる方もいると思うので説明しておきます。正倉院とは奈良時代に建立された国家の宝物庫のことです。正倉院宝物は正倉院の高床式の構造と東大寺及び天皇家による厳重な管理によって現在まで良好な状態で残されてきました。じゃあ正倉院宝物とは一体何なんだいとお思いでしょう。基本的には東大寺に納められた品物や祭具,道具,書類になります。奈良時代は大仏が建立されたように仏教が大きく花開いた時代です。そのため,皇族や貴族によって色々な品物が献納されているのです。中には,大仏を作るよう命じた聖武天皇のご遺愛品もあります。まあ簡単に言うと貴重な昔の芸術品や資料の展覧会ですね。

 

というわけで奈良まで行ってきました。正倉院展を開催している奈良国立博物館に着くとあらびっくり。例年はテーマパークかというくらい人が並んでいるのが普通だったんですが,今年は時間帯別で人数制限を行なっていたこともありそれほど並んでおらず,10分かからずに入れちゃいました。第72回正倉院展の垂れ幕を横目に展示会場へ。

 

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見てみた感想   

 私は中2ぐらいからほぼ毎年正倉院展に来ているのですが,今年も素晴らしい宝物ばかりでした。今年はコロナの影響もあり,昔の人が病気の治療に使用していたものが多く展示されていましたね。珍しい生き物の骨のようなよくわからないものから今でも漢方薬などに使われているような薬まで展示されており,医療の進歩をしみじみと感じましたー。また正倉院展では毎年目玉となるような宝物があるんですけど,今年の目玉は平螺鈿背円鏡という鏡が展示されていました。鏡といってもただの鏡ではなく鏡面の裏に螺鈿が綺麗に施されております。展示されている宝物のほとんどが気の遠くなるほどの時間を感じられる状態である一方で,この円鏡は1000年以上前からほとんど変わらない輝きを放っており,見れば見るほど引き込まれる魅力がありました。他の宝物もどれも素晴らしく,見にいらしていた皆さんも展示物の前でじっと足を止めてじっくりと見てられましたね。中にはオペラグラス?みたいな小さな虫眼鏡を持ってきている方もちらほら。展示数は50,60点くらいで1時間くらいで見切ることができたと思います。見ている方は大体年配の方が多いのかと思いきや20歳くらいの若い方もわりかしいました。太古のまほろばの宝物は老若男女関係なくいろいろな人を魅了するんだなと思いましたー。

 今年の正倉院展はもう終わってしまいましたが,社会情勢が大きく悪化することがない限りは来年も開催されると思いますので時間のある方は行って見た方がいいと思います。

 参考程度に公式サイトのリンクも貼っておきます。

                  

www.narahaku.go.jp

 

 …寝ぼけながら書いたのでうまく正倉院展の良さを伝えれているのかどうか不安でしかないんですけど,歴史について知ることってめちゃくちゃ面白くって意義のあることだと個人的には思うんですね。そしてそういった昔のものを実際に見たりすることができるのは正倉院展をはじめとした展覧会や博物館,美術館の展示くらいになると思います。まあ,だから人生で一度くらいは見た方がいいのではないでしょうか。話にまとまりがなくなってきましたのでこの辺で締めようかなと思います。ご覧いただきありがとうございました。